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  2008年度(平成20年度)
  I.事業内容
◇ワークショップ    ◇ミニ・コンサート   ◇ホール・コンサート
2008年度ワークショップは、奈良県内にある帯解(おびとけ)小学校と椿井(つばい)小学校です。講師・出演者は関西フィルハーモニーの楽団員。先生が授業をサポートします。ワークショップやホール・コンサートの様子も紹介しております。 

◇ワークショップ
【帯解小学校】
開催日 6月11日(水)
学校名 帯解小学校
出演者 ヴァイオリン:平野あずさ ファゴット:河渕伸子 打楽器:齋藤盛章 他
帯解6.11 対象:1・2年生
テーマ:「言葉を聞いて、音を思い浮かべてみよう」
内容:授業の最初は小太鼓の出す音に合わせて手拍子や、足踏みなど体でリズムをとることから始まりました。絵本『おならのうた』を題材にとりあげ、本に出てきた14種類のおならの音を楽器等で表現することに挑戦しました。それぞれの楽器が持つ音の特徴を上手に使い表現できました。
そのあとリムスキー・コルサコフ作曲の「シェエラザード」の題材となった『アラビアンナイト』の朗読を聞き、登場人物の王様やお姫様、バグダットのお祭りの情景をイメージしたあと、それらを表現した部分の曲を聞きました。
初めて身近で聴いた生の音楽に非常に感動した様子でした。

開催日 6月11日(水)
学校名 帯解小学校
出演者 ヴァイオリン:鈴木洋子 トランペット:川上肇 チューバ:吉野竜城 打楽器:齋藤盛章 他

対象:3・4年生
テーマ:「言葉で音を表現してみよう」
「アラビアンナイト」朗読のあと、そのイメージを楽器で表現することに挑戦しました。4つのグループに分かれて、それぞれ楽団員がサポートしながら、タンバリン、鈴、トーンチャイム、木琴、鉄琴などを使って表現方法を発表しました。4つのグループが全く違う独創的な作品に仕上げました。最後に「シェエラザード」で表現されている王様とお姫様のテーマを朗読と交えながら聴き、作り手によって同じテーマでも色々な表現があることを学びました。

開催日 6月27日(金)
学校名 帯解小学校
出演者 ヴァイオリン:鈴木洋子 チェロ:渡部良 トランペット:川上肇
〔特別参加〕指揮者:藤岡幸夫 他
08帯解6.27

対象:5年生
テーマ:「音楽の世界旅行」
内容:指揮者の藤岡さんによるワークショップでした。旅行者に扮した藤岡さんが英語で話しかけます。「これから色々な国を旅します。音楽を聴いてどこの国なのかあててみてください。」
スライドと世界地図、そしてそれぞれの国に因んだ曲の演奏(@アメリカ「聖者の行進」Aブラジル「ブラジル」Bイギリス「愛の挨拶」Cアフリカ「ガーナの童謡」D日本「ふるさと」)からどの国を旅行しているのかを推理しました。
アフリカのガーナの童謡では手拍子を交えた歌唱指導がありました。
最後に、藤岡さんから指導をうけ「聖者の行進」の演奏に合わせて指揮者の体験をしました。8月のコンサートを前に指揮者とふれあい、オーケストラへの興味がわいたようです。

開催日 11月26日(水)
学校名 帯解小学校
出演者 ヴァイオリン:齋藤清 パーカッション:齋藤盛章
08帯解11.26

対象:1・2年生
テーマ:「音楽による感情表現」
内容:大太鼓と小太鼓の音に合わせて、「おびとけ しょうがっこうは みんな ともだち」と言いながら、ジャンプ、足踏み、1拍子目はジャンプ!というように、リズムに合わせて身体を動かしました。
次はヴァイオリンによる演奏で「崖の上のポニョ」を、ゆっくり・早く・弱く・トレモロ・変わったビブラートなど様々な表現で聴きました。そのあとグループごとに、「崖の上のポニョ」を4つの感情 「元気」、「楽しい」、「寂しい」、「のんびり」にあう歌う方を発表しました。
リズムで感情を表現することを工夫しながらも楽しく音を体感できたようです。

感想の一部をご紹介します。
「うたいかたをかえるだけで。はやくなったり、おそくなったりするとおもいました。」(1年男子)
バイオリンの音色がすごくよかったです。わたしは、バイオリンをみたことがなかったのでびっくりしました。」(2年女子)
「小だいこと大だいこでリズムあそびをしてくださってありがとうございました。私が一番難しかったのはポニョののんびりした歌を歌うところです」(2年女子)

開催日 12月2日(火)
学校名 帯解小学校
出演者 トランペット:白水大介 パーカッション:エリック・パケラ
特別講師 和太鼓・笛:飛鳥大五郎、和太鼓:宇野寛至
08帯解12.2 対象:3・4年生
テーマ:「音楽を仕事に選んだきっかけとは?」
内容:2名の講師から音楽家になった「きっかけの曲」、志した頃のお話を聞きました。アメリカ人の打楽器奏者エリック氏は12歳の時に聴いたラグタイム「RAINBOW RIPPLES」に感銘を受け演奏家を志したそうです。トランペット奏者の白水氏は、子供の頃聞いた「エーデルワイス」。それぞれをトランペットとパーカッションで演奏。
後半は和太鼓が登場。奏者の飛鳥氏と宇野氏より、世界のどんな小さな町や村にも必ずある楽器が太鼓であること、太鼓の音が出す魅力についてお話を聞きました。最後にはトランペット、パーカッション、太鼓、笛に合わせみんなも歌で参加しました。

「トランペットの白水さんは、すごくエーデルワイスの吹き方がやわらかそうな感じでした。今私もエーデルワイスをリコーダーで練習しています。あんなきれいな音を出してみたいです。打楽器のエリックさんも、木きんがはやくて、びっくりして、目でおいつけないくらいでした」(3年女子)
「トランペットの白水さんは、エーデルワイスをきっかけにして音楽をはじめたといいましたけど、私もエーデルワイスが好きです。打楽器のエ リックさんはアメリカの方で、私は初めて会った時からわくわくしていました。そして、 「さんぽ」の歌は、はくりょくがあってとてもよかったです。私のしょうらいのゆめはまだきまってないけど、今日の音楽を聞いて、わたしは、オーケストラに入ってみようかなあとも思いました。」 (3年女子)  
開催日 12月2日(火)
学校名 帯解小学校
出演者 トランペット:白水大介 パーカッション:エリック:パケラ
08帯解6.27

対象:5・6年生
テーマ:「音楽と人生」
内容:なぜ演奏家を志したかを、講師のアメリカ人打楽器奏者エリック氏、トランペットの白水氏、和太鼓の飛鳥氏からお聞きしました。一度他の道へ向かったけれど、やはり演奏家になりたくて、音楽の道に進んだお話などを聞きました。
西洋の楽器(パーカッション、トランペット)と和楽器(大太鼓、笛)それぞれの音の違いを聴いたあと、四つの楽器の合奏にあわせ、生徒たちも合唱で演奏に参加しました。


「ぼくは、音楽がきらいだったけど、きょうきれいな音楽をきいて少し好きになりました。ぼくも、リコーダーをがんばります。」(5年男子)   

 
【椿井小学校】
開催日 6月11日(水)
学校名 椿井小学校
出演者 ヴァイオリン:鈴木洋子・平野あずさ ファゴット:河渕伸子
トランペット:川上肇  特別参加:(指揮者)藤岡幸夫
椿井6月11日対象:5・6年生
テーマ:「音楽の表現力」
内容:授業のはじめは、指揮者の藤岡幸夫氏から指揮者の仕事、役割のお話がありました。直接話しを聞き、子供たちは指揮者やオーケストラに親しみを持った様子でした。
次に生徒たちがパソコンで製作した奈良の世界遺産や街並み等の映像とナレーションからなるスライドショー形式の作品に、「音楽」をつけたらどんな感じになるか実験しました。薬師寺を紹介したスライドを選びそれに合わせて、楽団員が5曲(スイス軍の行進、ハンガリー舞曲第5番、五木の子守唄、シェエラザード、ラデツキー行進曲)を演奏しました。4つのグループに分かれて、どの音楽が薬師寺のスライドにふさわしいか、グループごとに発表し、音楽によって伝わる印象が大きく変化することを学びました。 そして何より生の演奏を目の前でみることができて感激だという感想が多く聞かれました。
開催日 6月27日(金)
学校名 椿井小学校
出演者 ヴァイオリン:平野あずさ・フルート:虎谷朋子・ファゴット:河渕伸子
打楽器:齋藤盛章・他

対象:1・2年生
テーマ:「音楽を通じて仲良くなろう」
内容:授業のはじめは「さんぽ」、手遊び歌や「ドレミの歌」にあわせて全員で踊りました。続いて大太鼓と小太鼓を使ったリズム遊び。3拍子と4拍子の違いを聞いたり、「つばいしょうがっこうはとてもきれい」の言葉にあわせ、強拍ではジャンプ!弱拍では手拍子で表現しました。次のコーナーでは 絵本「おならのうた」を演奏メンバーが朗読し、ピッコロ、ファゴット、トーンチャイム、水笛、紙やすりなど全10種類のうち3つは声でおならを表現しました。絵本にでてくるおならの音にどれが当てはまるかを1つずつ考えてもらい、楽器が決定したら、朗読にあわせて楽器でおならの音を出してみました。とても上手な表現にみんな大笑いする場面もみられ、音を物や気持ちに置き換えて表現することが楽しいと感じたようでした。最後にアラビアンナイトの朗読を聞いたあと、登場人物の王様とお姫様、バグダットのお祭りの光景をイメージした曲の演奏を聞きました。これは8月になら100年会館でオーケストラが演奏する「シェエラザード」という曲で、オーケストラ鑑賞に興味を持ったようです。

開催日 7月4日(金)
学校名 椿井小学校
出演者 ヴァイオリン:鈴木洋子、平野あずさ・ヴィオラ:山本知資・チェロ:渡部良
08椿井「花火」の表現
みんなで考えた「夏」を現す独自の楽譜
「花火」 

「雨の音」を楽器で表現。
音に強弱をつけ雨のイメージをふくらませます
対象:3・4年生
テーマ:「夏を音楽であらわそう」
内容:グループ分かれ、夏をイメージにした「風鈴と空、風、雨」「せみの一生」「海」「山」「祭り」「花火」「お化け@」「お化けA」について、楽器を使った様々な表現を考えてもらいました。楽器は、既成のものだけはなく、新聞紙や水を入れたペットボトル、下敷きのほか、声や足踏みで、幅広く表現しました。
発表に対して、講師からアドバイスがありました。同じタイトルを持つクラシック曲を聴いてもらったり、音と音との間にある沈黙も音楽の一部であることを意識して表現することや、講師が持参した手製のサンゴのチャイムや雨の音がする楽器を使って表現を変えてみるなど、少し見方を変えると表現が広がる可能性があることを学びました。
後日、生徒のみなさんから感想文が届きましたので一部をご紹介します。
* *  * *  * * 
「バイオリン、ビオラ、チェロはどれも似ている楽器だけど、音もちょっとずつ違うんだなぁと思いました。」
「バイオリンをひいている所を見た事がなかったので、とてもうれしかった。」
「とくにサンゴのチャイムがすごかった。鉛筆でもチャイムが作れるなんて知りませんでした。作ってみたいと思いました。ガラスで作ってみたらどんな音がでるか気になります。」
「一番すごいと思ったのはサンゴのチャイムです。金属とは違う音でした。」
「プロの人達の演奏はすてきだなぁと思いました。発表の時、私たちも練習よりきれいにまとまって演奏することができてとてもよかった」
「発表の時、関西フィルの方に、静かな感じから盛り上がる感じを出すといいと言われた時は難しいと思ったけど本番は緊張しながらも成功してすごく嬉しかった。」
開催日 10月2日(木)  
学校名 椿井小学校
出演者 トランペット川上肇・トロンボーン石川義治
特別講師:竜笛( りゅてき)藤岡氏・篳篥(ひちりき)杉浦氏・笙(しょう)塩崎氏

対象:1・2年生
テーマ:「発展する音楽と、伝統を守る音楽」
 内容:サン=サーンス「動物の謝肉祭」から抜粋して「ライオン、にわとり」等の箇所を演奏し、何を表現した曲なのかを生徒が発表しました。さらに馬や牛、カエル、F1やバイクのエンジン音などを表現し、楽器も多様な表現の可能性があることを実演、楽器に親しみを持った様子でした。
 後半の和楽器登場の前に、東西音楽文化の比較として、古典の時代のトランペット(ナチュラルトランペット)と、近年広く使用されているピストン・トランペットとを比較して、仕組みや音が違うことを知りました。
後半は、笙・篳篥・竜笛の演奏で雅楽の「超天楽」「長慶子」を聴きました。それぞれの楽器について、ストローを使うなど発音原理の説明がありました。
 西洋の楽器と、日本の雅楽で使用される伝統的な楽器が奏でる音色、音楽の違いを知りました。
* *  * *  * * 
生徒のみなさんからの感想をご紹介します。
「むかしのラッパは、ひとさしゆびでおすボタンがありませんでした。」
「笙がおもしろかったです。ひちりきが、千年前から同じなのがすごかった。」
「難しい楽器、簡単な楽器も演奏してくれて、こころがいい気分になったのでうれしくなりました。」

開催日 10月2日(木)  
学校名 椿井小学校
出演者 トランペット川上肇・トロンボーン石川義治
特別講師:竜笛( りゅてき)藤岡氏・篳篥(ひちりき)杉浦氏・笙(しょう)塩崎氏

対象:3・4年生
テーマ:「音楽を書きしるす文字 〜音符と楽譜〜」
 内容:サン=サーンス「動物の謝肉祭」から抜粋しての演奏から始まりました。「ライオン、にわとり、ぞう」の箇所を演奏し、何を表現した曲なのかを考えて生徒が発表しました。それ以外にも楽器で声帯模写(馬、牛、カエルなど)を披露し、多様な表現ができることを知ってもらいました。
 スクリーンに、1808年完成のベートーヴェン作曲 交響曲第5番「運命」と、1915年完成のリヒャルト・シュトラウス作曲「アルプス交響曲」の「音符(楽譜)」を投影。この二つの譜面について、「楽譜の段数が、シュトラウスのほうが増えている」「音符の数が増えて複雑になっている」といった違いに気づきました。段数が増えているのは、演奏するために必要な楽器が増えている、ということだとわかりました。こういった変化がクラシックの歴史の象徴的な例であると説明がありました。
 次に笙・篳篥・竜笛の演奏で、雅楽「超天楽」「長慶子」を鑑賞。
千年以上の間、曲も楽器もほとんど変わらないまま伝えられていることを説明し、スクリーンに雅楽の楽譜を投影しました。様式や受け継がれる方法や音色など、西洋のクラシックとの違いを学びました。

* *  * *  * * 
【授業の感想】
「トランペットやトロンボーンなどの楽器でも動物の鳴き声やバイクの音がだせるなんておもいませんでした。」
「おなじように、(楽器に)口をつけて音を出す楽器でも、それぞれ違う音がでていました。」
「お琴の楽譜は、クラシックとぜんぜんちがっていた。」
「わたしは、篳篥をいつかみたいと思っていっていました。篳篥はどんな音だろう。どんな大きさだろうと思っていました。今日その篳篥を見れたのでうれしかった。笙はずっと吹いていたのに息切れしないのかな、と思いました。」
「一番びっくりしたのは、千年前からの音楽があることです。」
「(雅楽)三人の人が吹いていた曲は古い音でした。横笛は竹で出来ていて、穴を七つとふきぐちをつくればいいだけ。私は作ってみたいと思いました」

開催日 11月26日(水)  
学校名 椿井小学校
出演者 ヴァイオリン平野あずさ、ファゴット川渕伸子

対象:5・6年生
テーマ:「物事を言葉を使わずに表現してみよう」
内容:70名の生徒が一列に並びその前を、生徒の中から選ばれた5名が「夕立」をテーマに各自の思うストーリーをジェスチャーで表現しながらゆっくり歩いていきます。例えば「雲が近づく→雨が降る→雷が鳴る→大雨→小雨→雲が通り過ぎる」そのストーリーにあわせ、70名の生徒は、5名が順番に通り過ぎる時に、手拍子や足踏みといったボディーパーカッションでストーリーの表現を試みました。
これは5名が指揮者、70名が演奏者のような関係と、オーケストラの時の各役割と似ているという説明をしました。
後半は、ルーマニアの民族舞曲からポルカを聴き、足ジャンケンを使って、その曲の変拍子(3/4、3/4、2/4)のリズムを楽しく体感しました。

 
◇ホールコンサート
開催日 8月17日(日)  
会 場 なら100年会館
出演者 指揮 藤岡 幸夫・ヴァイオリン 松山 冴花
関西フィルハーモニー管弦楽団・司会 西濱 秀樹

【曲目】
第1部 「色彩豊かなオーケストラの楽器たち」
アンダーソン:舞踏会の美女
日本民謡ファンタジー
エルガー:愛の挨拶
ヴィヴァルディ:「四季」より“夏”第3楽章
サラサーテ:ツィゴイネル・ワイゼン
第2部 「思い描こう!オーケストラから見える風景」
ロッシーニ:歌劇「ウェリアム・テル」序曲より“スイス軍の行進”
マスネ:タイスの瞑想曲
♪指揮者体験コーナー  ハンガリー舞曲第5番を指揮してみよう!
リムスキー=コルサコフ:「シェエラザード」より第4楽章

 

* *  * *  * * 
【公開リハーサル】
ワークショップを開催している椿井小学校、帯解小学校の生徒と保護者が150名ほど参加しました。
オーケストラ団員も指揮者の藤岡氏も普段着のままのリハーサルは、いつもとは違った緊張感に包まれていましたが、藤岡氏が客席で見学しているこどもたちに何度も話しかけ、リハーサルの大切さ、内容を説明して下さいました。 最後に、指揮者への質問コーナーがあり、おもしろい質問がたくさん飛び出しました。
このリハーサルによって、ますます本番が楽しみになったようです。

【15:00本番】
会場ロビーには、ワークショップの様子などのロビー展示して、来場された方々に見ていただきました。
そのほか開演前の14:20よりフルートとハープによるロビーコンサートも開かれ、ドヴォルザーク作曲「ユモレスク」、ロンドンデリーの歌など5曲が演奏されました。
本番では上記の曲目が演奏され、指揮者体験コーナーでは2名の小学生が挑戦しました。本格的な演奏とアットホームな進行により、オーケストラのコンサートにはじめて来たこどもたちにとっても、心に残る素晴らしいコンサートでした。
また、休憩時間を利用して、1学期に開催した各校のワークショップの内容をスクリーンで紹介しました。
 
◇ミニコンサート  
開催日 11月2日(日)  
会場名 なら100年会館
出演者 関西フィルハーモニー管弦楽団メンバー 
第1部
-金管5重奏による演奏-
スタンリー:トランペットチューン
ニニ・ロッソ:夜空のトランペット
シューベルト:アヴェ・マリア
ローマン:おばけのトロンボーン
ワーク:大きな古時計
マンシーニ:小象の行進
フォスター/ウェーバー:ある日の草競馬

第2部
ー金管11名による金管アンサンブルの
演奏
川上肇:ファンファーレ
サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」より
(序奏とライオンの王の行進、
めんどりとおんどり、 ろば、 象、 水族館、鳥、化石、白鳥、終曲 )

  

第1部は金管5重奏による演奏。楽器の紹介の中で、ホルンはなぜ先が後ろを向いているのか?それは狩の時に先頭から後ろの人に合図を送るため、といった説明を実演を交えながら楽しい雰囲気で進行しました。
第2部は11名編成のアンサンブルの演奏。前半とはまた違った編成の音を楽しんで頂きました。「動物の謝肉祭」ではお話を交え、その情景を思い描きながら曲を聴きました。
 
開催日 2008年1月25日(日)  
会場名 なら100年会館
出演者 関西フィルハーモニー管弦楽団メンバー 
-弦楽コンサート-
第1部
モーツァルト:セレナード第13番
ハイドン:セレナーデ
楽器紹介コーナ(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
バッハ:G線上のアリア
バルトーク:ルーマニア民族舞曲(ヴァイオリンソロ:岩谷裕之)

第2部
エルガー:愛のあいさつ
ヴィヴァルディ:「四季」第4番より第2楽章
アンダーソン:ワルツィング・キャット
モーツァルト:ディヴェルティメント
 
   

 会場には多くの親子連れが訪れました。弦楽コンサートの第1部は、会場内に穏やかなアンサンブルの美しい音色が響きわたりました。楽器紹介では、弦を弾く弓の毛がどのようについているのか分解して見せたり、一見すると似ているヴァイオリンとヴィオラの大きさの違いを実物で見比べました。大きなコントラバスも活躍しました。
第2部は軽快な曲や聴きなれた曲を楽しみ、コンサートマスターのソロによる音色もじっくりと鑑賞しました。
  ミニコンサート(椿井小学校)
 
開催日 11月21日(金)  
会場名 椿井小学校
出演者 ヴァイオリン:今川さゆり・平野あずさ、ヴィオラ:稲里耕二、チェロ夏秋彩、トロンボーン:平野正信
 
シモネッティ:マドルガル
〜メロディとハーモニーのお話〜
思い出のアルバム
浜辺のうた
めだかの学校
赤とんぼ
〜リズムのお話〜
〜紙芝居をみながら〜

ローマン:おばけのトロンボーン
モーツァルト:弦楽四重奏曲 K458「狩り」より第1楽章
〜みんなで歌おう〜
ふるさと

 1〜6年生、PTAの方々も含め約314名ほどの来場がありました。日本の歌やリズムのお話、最後には来場者とふるさとを合唱しました。 皆さんの感想が届きましたので少しご紹介いたします。

「わたしがおもしろいと思ったのは、おばけのトロンボーンです。音もきれいでした。」「(弦楽器の大きさが)小さくなるほど高い音をだして、大きくなるほど低い音がなるなんて聞いたのははじめてでした。そしてバイオリンの弓の白いものが馬のしっぽでできていたとは、思いませんでした。」
  ミニコンサート(帯解小学校)
 
開催日 12月19日(金)  
会場名 帯解小学校
出演者 ヴァイオリン:今川さゆり・平野あずさ、ヴィオラ:稲里耕二、チェロ夏秋彩、トロンボーン:平野正信
 
ペーツェル:イントラーダ
〜メロディとハーモニーのお話〜
赤鼻のトナカイ
ママがサンタにキスをした
We wish a merry Christmas
〜リズムのお話〜
〜絵本「北極特急」にあわせながら〜

アンダーソン:そりすべり
アンダーソン:プリンク・プレンク・プランク
アメリカ民謡:わらの中の七面鳥
サンドストローム:ロータの歌
ヘンデル:メサイアよりグローリートゥゴット
チャイコフスキー:花のワルツ
〜アンコール〜
きよしこの夜
 
1〜6年生と保護者あわせて約150名ほどの参加がありました。リズム感を楽器で表現するコーナーでは、子供たちが「スキップ」「ジャンプ」「歩く」などの動きをみせ、楽団員が楽器で動きを表現するなど、音の表現を楽しみました。またクリスマス時期の曲目が多く演奏され、途中サンタに変装した演奏者が登場したり、絵本を題材に読み聴かせも行いました。
 

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