公益財団法人 日本交響楽振興財団の設立と経緯
当財団の設立は1972年(昭和47年)6月、昭和天皇に指揮者の小澤征爾氏が当時のわが国の交響楽団の経済的苦境について申しあげたことがきっかけとなりました。
この話はときの佐藤栄作首相にも伝わり、総理から植村甲午郎経団連会長にじきじきに協力要請がありました。これを受けて、経団連は交響楽の普及と交響楽団の支援などを目的とする団体を立ち上げることを決定し、翌1973年3月に財団法人「日本交響楽振興財団」を設立しました。初代会長には植村甲午郎経団連会長自らが就任、その後第2代会長に江戸英雄氏(1978年)、第3代会長に福原義春氏(1997年)、第4代会長に秋元勇巳氏(2003年)、第5代会長に原良也氏(2010年)が、第6代会長に日比野隆司氏(2022年)が就任し、今日に至っています。
1973年5月、当財団の最初の事業として、日比谷公会堂で新日本フィルハーモニー交響楽団による設立記念演奏会を開催しました。以来、わが国交響管弦楽の振興と普及を一段と図るため、交響楽団等の演奏活動を助成するとともに、すぐれた交響管弦楽を青少年はじめ多くの方々に提供してきました。巡回公演、障がいのある方々や高齢の方々を対象とした福祉コンサート、アマチュアオーケストラの演奏活動支援、音大生で編成されたオーケストラによる中高生を対象にしたコンサート、小学生を対象にした音楽教育プログラム、楽器演奏クリニック、特別支援学校オーケストラコンサートなどの活動を展開してきました。 1977年からは、日本の作曲家によるオーケストラ作品の普及向上を目的とした「現代日本のオーケストラ音楽」演奏会の開催し、「作曲賞」創設とあわせ、わが国のオーケストラ界の芸術創造の発展に貢献してきました。
2009年3月には設立35周年記念公演として、指揮者4名が出演した 「マエストロ・ガラ・コンサート」を開催し、各方面から高い評価をいただきました。
2010年12月に公益財団法人に移行し、名称を「公益財団法人 日本交響楽振興財団」として新たにスタートいたしました。今後も、さらに「音楽芸術を広く人々に」お届けできるように活動してまいります。 (2022年6月)
当財団の設立は1972年(昭和47年)6月、昭和天皇に指揮者の小澤征爾氏が当時のわが国の交響楽団の経済的苦境について申しあげたことがきっかけとなりました。
この話はときの佐藤栄作首相にも伝わり、総理から植村甲午郎経団連会長にじきじきに協力要請がありました。これを受けて、経団連は交響楽の普及と交響楽団の支援などを目的とする団体を立ち上げることを決定し、翌1973年3月に財団法人「日本交響楽振興財団」を設立しました。初代会長には植村甲午郎経団連会長自らが就任、その後第2代会長に江戸英雄氏(1978年)、第3代会長に福原義春氏(1997年)、第4代会長に秋元勇巳氏(2003年)、第5代会長に原良也氏(2010年)が、第6代会長に日比野隆司氏(2022年)が就任し、今日に至っています。
1973年5月、当財団の最初の事業として、日比谷公会堂で新日本フィルハーモニー交響楽団による設立記念演奏会を開催しました。以来、わが国交響管弦楽の振興と普及を一段と図るため、交響楽団等の演奏活動を助成するとともに、すぐれた交響管弦楽を青少年はじめ多くの方々に提供してきました。巡回公演、障がいのある方々や高齢の方々を対象とした福祉コンサート、アマチュアオーケストラの演奏活動支援、音大生で編成されたオーケストラによる中高生を対象にしたコンサート、小学生を対象にした音楽教育プログラム、楽器演奏クリニック、特別支援学校オーケストラコンサートなどの活動を展開してきました。 1977年からは、日本の作曲家によるオーケストラ作品の普及向上を目的とした「現代日本のオーケストラ音楽」演奏会の開催し、「作曲賞」創設とあわせ、わが国のオーケストラ界の芸術創造の発展に貢献してきました。
2009年3月には設立35周年記念公演として、指揮者4名が出演した 「マエストロ・ガラ・コンサート」を開催し、各方面から高い評価をいただきました。
2010年12月に公益財団法人に移行し、名称を「公益財団法人 日本交響楽振興財団」として新たにスタートいたしました。今後も、さらに「音楽芸術を広く人々に」お届けできるように活動してまいります。 (2022年6月)
■設立 | 1973年3月31日 |
■所在地 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田3-9-3 TEL. 03-3253-2032 FAX. 03-3253-0566 E-mail. nihon@symphony.or.jp |